次期拡張版はパッチコンテンツへと姿を変えた? – フォーブス誌

先週チーフ・ディレクターのJosh Mosqueiraがブリザードを去ることが明らかになり、これで次期拡張版の可能性もなくなりました。

勿論公式にそんな発表があったわけではないですが、今後はこれまでどおり小規模のアップデート路線を継続し、開発プロジェクトが始動したDiabloシリーズの新作にバトンを渡すことになると思います。

昨日付けの経済誌フォーブスのウェブ版の記事によると、当初ブリザードはセカンドエクスパンションを予定していたものの、最終的にこのプランは通らず次期拡張はパッチコンテンツとして提供する道を選択したらしい。

以下、興味深いフォーブスの記事の簡単なまとめ。記事のソースは匿名とはいえ、neogafやredditのポストとは違い、それなりに権威ある経済誌の記事なので信憑性も高そうです。

  1. オリジナルのプランでは2015年のブリコンで次期拡張版の発表を予定していた。そしてコードネームは”The King in the North”。
  2. 最終的にこのプランはポシャり、残された拡張版のコンテンツは以降パッチコンテンツとして無償アップデートを通し、小出しにしていくというプランに変わる。既に新ゾーンとして追加されているThe Ruins of Sescheron (in August 2015) とGreyhollow Island (in January 2016)がそれを示している。
  3. キャンセル理由としては、ブリザードが貴重なリソースをD3の次期拡張のために専念させることを躊躇っていた。AHは廃止になり定期的に収益を吸い上げるシステムがなくなってしまったこと。そして欧米版ではマイクロトランザクションがないので、本体購入後はユーザーから定期的に効果的に収益を吸い上げるシステムがなかったことが上げられる。WoW、HS、HotSはもちろん、当初プランにあったF2PからB2Pに舵を切ったOverwatchでさえもMTXを採用している。D3も中国市場ではMTXやネットカフェのプレーで定期的な収益をあげているものの、欧米のプレイヤーにはDiabloシリーズでのMTXは受け入れられないだろうとの判断があり導入は見送った。

元記事は今後の拡張についての僅かな可能性なんかも語ってるけど、このブログでも散々書いてきたことと被るんで省略。ライターが鰤に質問をぶつけてみても公式の答えは今後もD3にコミットしてサポートし続けるといったありきたりの返答。

この記事のポイントは、内部関係者の主張が正しければ、次期拡張が現在進行形のアップデートに姿を変えたものであるという点で、結局のところ、今プレーしてるのが実は次期拡張(になるはずだった)コンテンツなんだよってとこです(笑)

その発想はなかったけど、確かにそう考えると納得できる点が大いにある。新エリアの”The Ruins of Sescheron”は北国出身馬場の古都でコードネームの”The King in the North”と関連があることは容易に想像できる。ここ最近にやたらと追加されてるアバター&トランスモグ関連のアイテムも、元はといえば次期拡張やMTXのために用意されたものだったのかもしれない。Kanai Cubeの原形もかなり前からデータ解析情報にありましたからね。タダでアバターやコスメティックアイテムこんなに追加するなんて太っ腹だなぁなんて思ってましたから私。

やきもきしていた待望の次期拡張のコンテンツがまったく同じ形ではないにしろ、実は小出しにされて既にもうプレーしていたって考えるとなんとなく複雑な心境。まぁ無印とRoS合わせても減価償却はとっくに済ませてるし鰤の対応も太っ腹なことには変わりないんで別に不満はないですけどね。

http://www.forbes.com/sites/insertcoin/2016/07/06/source-blizzard-broke-a-second-diablo-3-expansion-into-patch-content/#267e3cee260a

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