オーバーウォッチで大きな問題となっている韓国PC房からのチート行為ですが、このほどBlizzard Koreaのアカウントポリシーが変更され、VPNを経由したアカウントの不正行為を厳しく取り締まる旨のアナウンスメントがありました。
https://playoverwatch.com/ko-kr/blog/20551842
以下そのアナウンスメントの簡単なまとめです。
- 我々は不正なスクリプト、ハック、そして、PC房でのBattle.netアカウントの不正使用が非常に大きな問題となっていることを認識している。
- 我々は法的措置も含めてスクリプトの作者、スクリプトの配布者に対する考えられるあらゆる解決策を探し出そうとしている。
- クライアント以外で存在する問題については、短期的な解決策として、現在韓国のPC房からの異常なVPNによるアクセスを厳しく取り締まっている（これはPC房のIPを個人に不正に割り当てる違法なVPNプロバイダーを意味しており、それらを使うことであらゆる場所…実際にPC房にいなくても、PC房サーバーの利点を享受できることを意味している）。
※今のところはVPNサービスを提供しているPC房IPからのアクセスをブロックしている模様。
- 2017年2月17日よりBattle.netアカウントのポリシーが変更され、PC房で海外のBattle.netアカウントでプレーする際にはライセンスの購入が必要になる。これはまずオーバーウォッチのみに適用され、Diablo III、Starcraft IIも間もなく同様のポリシーに従うことになる。韓国でのアカウントについてはこの限りではない。
ブログでも散々指摘しましたが、やっとPC房で海外アカウントを使ったチート行為にメスが入ります。
韓国ではBattle.netアカウントに限らずオンラインゲームをプレーする際はソーシャルセキュリティナンバーとの紐付けが義務付けられていますが、VPNを経由して他のリージョンでアカウントを作成すればSSNの紐付けを回避できたので、これがチートの温床になっていました。
今回のポリシー変更により、他リージョンのアカウントでプレーする際には我々と同じようにソフトを購入する必要があります。無料でプレーできる韓国内のアカウントを使用してBANされれば、二度と「本アカウント」でオーバーウォッチ（もしくは他の鰤タイトルすべて）はプレーできなくなりますし、これまでのようにフリーで無制限にアカウントを作成することもできなくなります（はず）。
VPNアクセスの取締がどの程度厳格にできるのか、効果のほどはまだ明らかではないものの、これはチート撲滅に向けた大きな一歩ではないかと思われます。
