29日、NGE Winter Peremiereのグランドファイナルが行われ、ImmortalsがGhost Gamingを3-1で下し優勝しました(3位決定戦はLuminosity Gamingが勝利)。
#IMTOW takes first place and $40,000 at the @Overwatch_NGE Winter Premiere! pic.twitter.com/Fy0nwcvaBr
— Immortals (@Immortals) 2017年1月29日
オンラインフェーズを含めると約2ヶ月間の長期イベントとなりましたが、Immortalsは大会を通して安定した戦いぶりを見せていました。
ラウンド6ではGhost Gaming(当時Kungarna)に2-0で敗れ、この日の決勝もGhostに先制されたものの、GrimReality選手(写真メガネの子)のマクリーの活躍もあり、昨夏のチーム発足以来はじめてとなるメジャータイトルと優勝賞金4万ドル(賞金総額10万ドル)を手にしています。
LANイベントとなったファイナル4(旧正月パッチ後)ではビザの問題でNomy選手が出場できず、代わりに元先発ロスターのChanceコーチが出場したため苦戦が予想されましたが、GrimReality選手操るマクリーの際立ったパフォーマンスはそれを補って余りあるものでした(動画は準決勝のLuminosity Gaming戦)。
相手チームのセルフデストラクト寸前に、味方のサージに合わせたデッドアイとその後のヘッドショットが決勝のハイライト。この試合マクリーがフリーだったこともあり、GrimReality選手はデッドアイのマルチキルをコンスタントに決めていました。
Cloud9とFnaticがAPEX出場のために姿を消したラウンド6以降はシード1チームに相応しいパフォーマンスを披露。APEX終了後EnVyUsも含めたNAトップチーム相手にどういった戦いを見せるのか、Immortalsの今後の活躍に期待が寄せられています。
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今年に入り、APEX Season 2を除くと、今のところメジャートーナメントの開催予定がカレンダーにないのがちょっと寂しいですね。APEXの決勝が2ヶ月後の4/7ということで、それも影響しているのかもしれませんが、特に今ひとつ盛り上がりに欠けるヨーロッパでは、MSI MGAが結局開催中止になってしまったので、プロシーン活性化のためにも何かひとつ大きめのイベントを期待したいところです。
Pick Rates:
以下はWinter Premier決勝戦のピックレートです(Winston’s Lab調べ)。
パッチ後初のメジャートーナメントということで、ファイナル4ではプロのメタに注目が集まりましたが、パッチ後まだ間もないこともあり安定のトリプルタンクは4チーム全てが採用していました。
クアッドタンクを積極的に使っていたのはGhost Gamingのみで、他のチームはトリプルタンクと2-2-2コンプを併用。ダイブコンプといえる構成で戦っていたのはLuminostiyでトレーサーとゲンジがメインで使われていました。ImmortalsのマクリーをはじめメインDPSはチームの趣向がタンクメタよりも色濃く出ているようです。
これはファイナル4(全4試合)を通してのピックレートです。パッチ前と比べるとクアッドタンクが占める割合が激減して、その分2-2-2が復活し全体の半数を占めています。やはりというか、DVAの使用率もかなり減っていますね。現時点ではアナ・ルシオ・ハルトの3人が”Trifecta” ヒーローであることに変わりはないようです。
A glimpse at the new meta, pick rates from OWP Finals and XTRA Cup:https://t.co/CaSRlYfjmO pic.twitter.com/QnTrJUDzvA
— Winston's Lab (@WinstonsLab) 2017年1月29日
Winter Premiere FinalsとXTRA Cup(仏のマイナートーナメントでDignitasが出場)とを合わせた最新のピックレートです。メタが固まるまでの流動的な期間がデータ的には最も興味深い時期と言えそうです。