ステージ4でのウィドウメーカーの各種スタッツを比較したデータです。
ウィドウでのプレー時間。ステージ4で60分以上ウィドウでプレーした選手が対象。ステージ4のウィドウのピックレートは70%以上あり、DPSヒーローの中では最多とのこと。
Sayaplayer(51.35%)を筆頭にSurefour、Carpeが高いスコープショット精度を誇る一方で、LinkzrやPineは平均以下の命中率となっている。このデータからは正確にショットを狙おうとするのか、狙える限りは積極的に撃つのかといったスタイルの違いを読み取ることができる。
10分あたりのスコープショット数(shot taker)。最多はTaimouの122回で、これはタンクヒーローなどターゲットを特定しないで狙っていたか、フルチャージする前にショットしていた可能性を示している。一方でSayaは74回と最も低く、同じように低いCarpeやS4とともに狙いにくいサポートやDPS、もしくはフルチャージで狙っていた可能性を示している。
クリティカルショット(HS)命中率。Sayaが26.8%、次いで同じフロリダのLogixが25.8%。4位は以外なことにDiyaで、チームの成績にも関わらず多くのHSを決めている。また、Linkzrはスコープ命中率こそ低いものの高いHS命中率を誇っている。尚、クリティカルショット命中率の計算方法はクリティカルヒット数/ショットヒット数らしく純粋なHS命中率とは異なる模様。
10分あたりのダメージとファイナルブローの数。Sayaがダメージ最下位と意外な数字を残している一方、ファイナルブローは4位。これはSayaが手数こそ少ないものの、一つ一つのショットをより慎重に、確実にHSで仕留めようとしていることを示唆している。キルログに流れるFB数は活躍度を示す分かりやすい尺度といえるが、Linkzr、Carpe、Pineといったウィドウの名手として知られるプレイヤーがFBのトップ3を占めている。
インフラサイトの稼働率。ゲーム内ではインフラサイト中の偵察アシスト数など興味深いデータがトラッキングされているのものの、手元のデータではそのスタッツにアクセスすることはできない。そのため、選手ごとのダメージ/10分にそれほど顕著な差がないことから、このインフラサイトの稼働率からは、選手がUltチャージ後にどれだけ早くUltを実行したか程度のことしか読み取ることはできない。
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これらのスタッツ/データは先日、OWLのシーズンスタッツ用APIにアクセス可能になったことで集計できるようになったそうですが、Nanzerコミッショナーによると、APIコードへの一般アクセスは意図しないものだったらしく、そのうちまた非公開になってしまうとのこと。
詳細な公式スタッツ公開とサードパティーによるスタッツサイトの登場を待ちわびていたファンにとってはちょっと残念なニュースですね。