未だにサードパーティーによるOWL配信が明らかにされていないことについてSlasherが以下のようなツィートをしています。
As of January 3rd, no official deal has/had been made yet between Blizzard and Twitch to broadcast OWL. According to @amiller (SF Shock/NRG), this has made it difficult to secure sponsors. https://t.co/PX7Y4M4AJ0 pic.twitter.com/o5m1cRvUVv
— Rod Breslau (@Slasher) January 8, 2018
1/3の時点ではブリザード傘下のMLG以外にTwitchを含むサードパーティーとの配信契約が発表されていないために、各チームはスポンサー獲得に難儀しているという話です。
以下、Sports Business Dailyの記事まとめになります。
- Overwatch LeagueはInter及びHPと大型スポンサー契約を結んでいるが、現時点で12チーム中、これまでにスポンサー契約を手にしたのはダラスの胸スポンサーの”Jack in the Box”のみ。
- MLGのPete Vlastelica CEOは2日のインタビューでサードパーティーとの配信契約は開幕の現地10日夜(Jan. 10 opening night)までに締結されるだろうと答えている(※開幕戦は現地午後4時から)。
- サンフランシスコ・ショック(NRG)のオーナーであるAndy Miller氏は、もう1ヶ月早く配信パートナーが決まっていればチームのスポンサー獲得はもっと容易になったであろうとコメント。
- ただし、Vlastelica氏によると、OWLの放映がはじまればスポンサーはすぐに反応を示すだろうと考えており、証券会社BTIGリサーチの投資アナリストであるBrandon Ross氏もこれまでに発表されたスポンサーの数を踏まえた上で、収益化の取り組みは順調に進んでいるとしている。
- Ross氏曰く、ブリザードは2年、5年、10年といった長期的な視野に立って計画を進めており、短期的な生き残り戦略ではない、他のメジャープロスポーツに見られる将来を見据えたアプローチを取っているとのこと。
- スポンサー関係者によるとブリザードの要求額は彼らの予想を超えるものだったが、これには短期的な収益のためにブランドを安売りしないというブリザードの姿勢があらわれている(Miller氏)。
- 推定2000万ドルとされるフランチャイズ参入費用もこういった長期の計画に耐えられる体力をチームオーナーに求めていたことのあらわれである(Miller氏)。
- リーグ成功の重要な指標となる視聴者数について、Miller氏はCS:GO ELeague発足当初の2016年のファーストシーズンと同等の視聴者数20,000~55,000(Twitch)と247,000(TBS=米ケーブル局)レベルの数字が出せれば大満足としている。
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OWL関係者は視聴者数について具体的な数値目標を明らかにしていませんが、ロサンゼルス・ヴァリアント(Immortals)のNoah Whinstonオーナーは以前のインタビューで、1年目は非常に控えめな目標として視聴者数は3~4万、NA LCSほどの数字は期待していないとコメントしています。また、プレーオフで7~10万の視聴者が観戦すれば今後のファンベース拡大に大きく貢献するだろうともコメントしていました。