Overwatch Leagueに参加するチームが選手に保証すべきサラリーや契約内容(Overwatch League Player Agreement=OWLPA)などに関する概要が発表されたので、その簡単なまとめになります。
※契約期間について紛らわしい表現があったので訂正。
- 選手との契約締結が可能な期間は2017年8月1日から10月30日まで。契約期間は1年間が保証され、1年間の契約延長オプションが付く(選手側に延長の意思があれば)。
- チームとOWLPAに基づいた契約を交わした選手のみがOWLプレイヤーとみなされる。OWLPAの対象は理論的には適正年齢以上であれば全プレイヤーが対象となる。現時点でesports団体に所属していてもOWL上ではフリーエージェントと見なされる。
- この契約交渉期間内(8/1~10/30)にリーグに参加したチームにも同様のルールが適用される2。尚、この期間の契約プロセスはシーズン1に向けた特定の措置で将来的にチーム、選手、ファンのニーズに合わせて変更される。
- 選手への最低保証サラリーは年間5万ドル。
- チームは選手に健康保険と引退後の貯蓄プラン(退職金のように選手を辞めた後に露頭に迷わないため)を保証しなくてはならない。
- チームがシーズン1の獲得賞金(総額350万ドル)やイベント興行から得た収入の50%を選手に直接分配しなくてはならない。賞金総額のうち少なくとも100万ドルが優勝チームに支払われる予定。
- チームのロスターは最低6人で最大12人までとする。
- チームに所属する選手の地域による制限はないため国籍・出身地などによる制限はない(ロスター全員がKR勢ということも可能)。
- チームは選手にシーズン中の住居及び練習施設を提供しなくてはならない。これらの施設はリーグが定めた基準を満たしていなくてはならない。
[追記]
$3.5mil prizepool for first season of OWL, not too shabby
— Alicus (@AlicusOfficial) 2017年7月26日
リーグ参入費用に比べて賞金総額が低すぎるという意見がコミュニティでも多く見受けられますが、OWLは既存プロスポーツのようにスポンサー、放映権、マーチャンダイジング、チケット収入を中心としたエコシステムの確立を目指しているので、あくまでも賞金はボーナスと考えればAlicusの言うように初年度のボーナスとしてはそこまで低い額ではないように思います。
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今のところサラリーキャップのような制度は特に定められていないようですが、将来的には制限が必要となるくらいリーグが盛り上がってくれることを期待したいですね😃💰