XL2 AcademyがチームのフレックスDPSであるカナダ代表のMangachuをリリースしたことが明らかになりました。
Given that XL2 is looking to have New York representation on their roster, I am now currently LFT OWL/Academy/Contenders. Please reach out to me via twitter, discord, or email.
— Mangachu (@Mangachu_) 2019年1月12日
Mangachu本人によると、XL2は地元ニューヨーク出身のプレイヤーを獲得したい意向らしく、代わりにMangachuがはじき出される形になったようです。
MangachuはOWL入りこそしていませんが、ファンの評価は高く、現役リーガー以上とする声も少なくありません。コンテンダーズだけでなく、カナダ代表としても充分な実績を残してきた選手です。
さらに、Mangachu以外にもGoliath、Coleman16もLFTを出しており、XL2からは現時点で3人のNA選手がリリースされたことも明らかになりました(おそらくJerも放出)。
以下はXL2公式のツィート。
📣 CALLING NYC 📣
Do you have what it takes?
We’re looking for NYers to represent XL2 next season. We’ll provide opportunity and mentorship so we can make it big together! 🙌
Candidates will be invited to an online tournament.
Sign up for tryouts: https://t.co/JgyrHMmCkV pic.twitter.com/ZMhamEgvi1
— XL2 Academy (@XL2) 2019年1月11日
XL2は地元ファンへのアピールのためNY出身選手のトライアウトを公募しています。おそらく、来季は韓国人選手2人とベルギー人Logix+NY出身のルーキー3人という構成になる可能性もあります。
I have no doubt this is also in part to cut cost by kicking three talented NA players to pick up some random joe from the streets and pay them/the three imports they end up with a paltry salary to help circumnavigate the import limits starting next season.
Truly dissapointing.
— Avast (@Avast_o) 2019年1月12日
コンテンダーズNAの解説を担当していたAvastはこのXL2の決定に疑問を呈していますが、MangachuらNA3選手を放出し、実績のないルーキーや無名の地元出身者3人を入れることで、XL2がコストカットを狙っているに違いなく、非常に嘆かわしいとコメントしています。
2019年シーズンからはリージョンロックが採用されることで、比較的安価なNA外の選手、特に韓国人選手は3人までに限られるため、残りのNA選手はPRという名目で地元出身者で安く賄おうとしているのではないか?ということでしょうね。
I hope this decision does not truly go through to the extent that I have heard because if so get ready for another 0-20 season except for an academy team in NA.
— Avast (@Avast_o) 2019年1月12日
さらに、今回の3人の放出には、2019シーズンから採用されるアカデミー優遇措置も関係しているとAvastは考えています。
コンテンダーズ2019シーズンではシーズン1開幕時にはすべてのアカデミーチームに本選出場枠が無条件で保証されています(2018 S3の成績的にトライアル降格でも)。そのせいでアマチュアチームのSecond Windは今回のコンテンダーズNAで準決勝に進出したにも関わらずトライア降格がすでに決定しています。
コンテンダーズ公式サイトの説明では2019シーズン2からはアカデミーにも降格ルールが適用されることになっていますが、実際は翌年の2020年になると再びアカデミーには本選出場枠が保証されているそうです(ただし、公式発表ではない)。
つまり、シーズン2でトライアルに降格しても、翌年になればアカデミーには本選出場枠が保証されるため自動的に昇格することになります。
XL2が無名の選手を3人もロスターに加えることができるのも、こういったアカデミー優遇措置が裏事情としてあるのではないかとAvastは考えているわけですね。
This also only further adds insult to injury after Mangachu outperforms Flower all of last season and Flower gets auto moved up to the NYXL roster.
— Avast (@Avast_o) 2019年1月13日
昨シーズンは明らかにFlowerよりもよいパフォーマンスを残していたMangachuにとっては、Flowerがトップチームに自動昇格したことも辛い出来事であったのではないかとしています。
XL2の親チームであるNYXLは表向きは地元NYのファンとの結びつき、エンゲージメントを高めるための決定としているようですが、この点についてSeagullは以下のようにツィートしています。
XL2 didn’t sell anybody this season, and non-KR players will never move up to NYXL
Why keep these players when you can replace them with local NY ladder talent for import limits (+ local events) and sign 3 more koreans that you might actually use?
tier 2 scene is ruthless man https://t.co/5ZmpqVr2Xq
— Brandon Larned (@A_Seagull) 2019年1月13日
地元へのアピールということなら無名の地元選手や韓国選手3人と契約するだけでなく、何故MangachuらのNA勢も残さないのか?リージョンロックやPRだけでなく、コストカットなり何か他に理由があるのではないか?ということでしょうね。
ちなみに、今季のXL2には韓国人選手はWooHyalとTiziの二人しかいません。Seagullが”sign more 3 koreans”としているのはもう一人韓国人選手と契約して、Logixは移籍金目当てでとりあえずチームに残しておくと考えているのかもしれませんね。
If you artificially limit even half of your roster to local talent, the most likely outcome is poor practice and development all around. NA Contenders is -really- hard, and this amount of hubris serves nobody – not fans, not aspiring players, and not NYXL's marketing either.
— Brad Rajani (sephy) (@Selfless_Brad) 2019年1月13日
アトランタのSephyコーチも、コンテンダーズNAはロスターの半分をローカルタレントで戦えるほど甘いものではないよと言ってますね。そういった不遜な考えはファン、プロを目指す選手、そしてNYXLのマーケティング含めて誰のためにもならないとしています。