[追記] 連日のコリアンスキャンダルまとめ

雑記

2017.10.05

最近韓国のオーバーウォッチシーンを賑わせているいくつかのスキャンダルのまとめです（by TISrobin氏）。

Bdosin

現在韓国のOWシーンで最も物議を醸しているプレイヤーがBdosinだ（C9Kongdoo所属）。彼は既にランクマッチ（competitive games）で汚い言葉を吐く、短気なプレイヤーとして知らている。

例えば数ヶ月以上前の話しになるが、Saebyeolbeが自身の配信中にサブアカウントでプレーしていたが、彼はマクリーで70%の命中率を記録していた。その時、相手チームにいたBdosinはSaebyeolbeがハッキングをしていると罵倒し、何度も威嚇したり汚い言葉を浴びせていた（相手がSBB本人であるとは認識していなかった模様）。Saebyeolbeが自分はLWBのプレイヤーであると何度も説明しても彼は最後まで信じずに、Saebyeolbeは仕方なく配信を止めることになった。このニュースはInvenのコミュニティに瞬く間に広まったが、Bdosinはそれでもこの件について謝罪することはなかった。これはBdosinがKongdooに加入する前の話である。

この他にもBdosinはランクマッチでチームが負けるたびにメンバーをトロール呼ばわりしたり罵ることで批判を受けていたが、人々はBdosinの性格的な問題についてはKongdooがいずれ解決するだろうと考えていた。

先週、問題の配信動画が流出した¹²。その動画ではランクマッチをプレーしていたBdosinがtwitter上のファンガールを”twitter bitches”と呼んだり、”hey so ya good at Sombra eh?”（それでもソンブラが得意なのか？）”と発言していた。この時Rascalがデュオを組んでいたが、つい出来心でこれに調子を合わせ挑発した彼も騒動に巻き込まれることになった。問題はBdosinがファンガールを”bitches”と罵っただけでなく、EscaがAPEX S3決勝でソンブラをプレーしていた時のシャウト”hey so ya good at Sombra eh?”を語調も含めて真そっくり似したことにある（これはオープンマイク動画で確認できる。おそらくEscaのRascalソンブラに対する試合中の煽り）。BdosinがEscaを故意に嘲ったとしてこの発言を聞いたLunatic-Haiのファンの怒りを買うことになった。その後、韓国のインターネットではこの問題に関する激しいバトルが繰り広げられたが、最終的にはBdosinとRascalがこの問題に関して謝罪をすることになった（Kongdooは直筆の謝罪文を公開している¹³）。

これだけでなく、Bdosinはさらなる爆弾を抱えることになった。彼の元彼女がtwitterで彼の浮気を暴露したことでBdosinは「APEXで最低の人格」というレッテルを貼られることになった¹⁴。ファンはKongdooが選手を採用する際の条件として「プレイヤーとして個人的な問題がないこと」を挙げていることを理由にBdosinをチームから排除するよう抗議活動を行っている。この件に関してC9Konngdooは今のところ正式なコメントは発表していない。

※一部情報では元彼女も浮気相手も未成年であったとのこと¹⁵。

Void

1ヶ月前、Voidは自身の彼女とそのプレー友達をブーストしたことで非難されていた¹⁶。Voidがブースト行為を否定するコメントをポストしたことで落着したかに思えたが、翌日そのポストが削除されているこを知ったファンは、Kongdoo側にこの問題に関する正式な声明を出すように迫った。

韓国でのブースト行為についてここで話しておきたい。ブースト行為は韓国でイリーガルなものと厳密に認識されている。もしプロが他のプレイヤーをブーストしたことが発覚すればキャリアを完全に失うことになる。それほど深刻な問題であり、一度でもそれを行えばオーバーウォッチのプロ選手としてのキャリアが終わることを意味する。OGNのスタッフが少し前にAPEXにはブースト行為をしながらも発覚せずにいたプレイヤーが複数いると言及していたように、このVoidのケースは韓国では非常に重要な問題である。

数週間経った後もこの問題に関する正式な説明がなされず、Void自身がポストしたコメントもリポストされなかったことで、ファンはKongdooがAPEX S4で優勝してOWLに臨むために、意図的に彼を庇っているのではないかと疑った。ファンはKDPが真実を明らかにし、Voidをチームから追放するよう抗議を続けていた。そして、ついにKDPから正式なアナウスが出されたが、その内容がVoidは「該当するアカウント」に対してはブースト行為をしていないという意味不明の釈明であり、ファンは疑いをより一層強めることになった¹⁷。当然ファンはこの説明に満足しておらず、ファンは「他にも疑わしいアカウントをブーストしていたのではないか？疑わしいアカウントは2人いたんじゃないの？（彼女とその友達）一つだけじゃなく疑わしいアカウント全てについて説明すべきでは？」といった疑問を口にしている。この問題はいまだに解決しておらず、C9Kongdooが改めて説明しめいないかぎり決着することはないだろう。

EFFECT

これはEFFECT本人ではなく、彼の視聴者に関する問題である。数日前にEFFECTが”hue hue”という言葉を発した際に韓国のユーザーがその言葉は人種差別的な意味があるから注意して使うべきと話した。EFFECTはすぐに彼をチャットからBANしたが、「僕の英語圏の友達はとても英語を早く話すから僕の喋りも早くなる癖がある」と説明した（これだけだと状況がよく分からないけど、ユーザーにはEFFECTが”hue heu”（韓国語で話したのか英語で話したのかは不明）と早口で繰り返したことで差別的なニュアンスありと聞こえたのかもしれない）。

他の視聴者はこれを笑い飛ばしたもののそのユーザーは腹を立て、コメントの内容を忠告しただけでチャットからBANされたことに関する不満を長々と書いてInvenにポストした¹⁸。EFFECTはそのポスト内であの発言は意図的なものではなく早口が理由であったためであると繰り返し説明した。そして、EFFECTの発言に”racist”とチャットしたのはこのユーザーだけであったにも関わらず（他のユーザーが深刻には受け止めなていなかったことを意味する）、このユーザーが正式な謝罪を要求し続けたことで、この人物とEFFECTとの間で激しいやり取りがなされることになる。この問題は昨日、Invenのユーザー達が件のユーザーに対してEFFECTに対する誹謗を辞め、彼の発言を”racist”と呼ぶのは言い過ぎであると諭すまで続くことになった。

Esca

二日前にLunatic-Hai #2のAlarmの配信画像がポストされたが¹⁹、そこには”fbvjksdvjask”というアカウントのフレンドも写っていた。そして、ゲーム内チャットでこのアカウントが「Ilbe用語」を使用したいたこともあり、過去にPineやFlowerにも起きた同様の問題が生じることになった²⁰。Alarmは配信中にこの話題から避けようとしていたが、時既に遅くこのニュースが拡散されることになる。

問題はこのIlbe用語を使った”fbvjksdvjask”というアカウントのスタッツがEscaのオリジナルアカウントのスタッツと酷似しており、使用ヒーローまでもほとんどが同じであったという点にある。Escaのアンチはすぐさまこの話題に飛びつきLunatic-Haiに向けた批判を展開し説明を要求した。その後、Esca本人は彼に近しいファンに対してこれらの告発をテキストメッセージで否定していたことが明らかになった²¹。

しかし、”fbvjksdvjask”なるアカウントの中身は誰なのかという疑問はいまだに残っており、それがもしプロ選手であることが発覚すれば、彼は今後トーナメントに出場することはできなくなるだろう。

Jeff

Ardeontに所属するJeffが昨日、ツィッター上で以下のようなコメントを発表した²²。

「プレイヤーの立場から言わせてもらえば、僕はプロシーンを台無しするようなプレイヤーにはいてほしくないと願っている。OWというゲームが大きくなるにつれて、こういった問題は拡大し続けていき、ファンはいい加減ウンザリしていることだと思う。明らかにされていないスキャンダルも無数にある。お願いだから、僕らのことを応援しているファンがいることを自覚して、そのことをよく考えてから行動してほしい…問題を起こした君だけがダメージを被るなら僕は構わないけどね。ゲームが得意だからといってプロゲーマーになれるわけではないし、勉強が得意だからといって教師になれるわけではないんだ。プロならプロらしく行動してほしい」

このメッセージがポストされた後で、韓国では「一体誰のことを指しているのか？」と話題になったが、多くのファンがこれは韓国で一躍時の人になったBdosinに向けたメッセージではないかと考えている。