ESPNのリポートによると、ブリザードは長年Counter-Strike: Global Offensive大会のコメンテーターを務めてきたAuguste “Semmler” Massonnat氏をオーバーウォッチリーグのキャスターとして起用するべく、同キャスターとの契約締結に向けて動いているようです。
両者に近しい関係者がESPNに明らかにしたもので、この契約が完了すれば、Semmler氏は年明け1月10に開幕するOWLの試合を担当することになる模様。その場合、Semmler氏は1月19~28に開催されるCS:GOのメジャートーナメント、ELeague Boston Majorへの参加は難しいと見られています。
尚、Semmler氏のパートナーを務めていたAnders Blume氏とJason “Moses” O’Toole氏がブリザードのキャスティングスタッフに加わることはないと見られており、Semmler氏のみがブリザード入りすることになりそうです。
現時点でこの件に関するSemmler氏、ブリザード、ESL側からのコメントは得られていません。
ブリザードはLeague of Legendsのキャスターとして活躍していたChristopher “MonteCristo” MyklesとErik “DoA” Lonnquist氏の両名をはじめ、Call of Dutyでコーチ/アナリスト/コメンテーターとして活動していたMatt “Mr. X” Morello氏、ESLで複数タイトルの実況を担当していたMitchell “Uber” Leslie氏など、他タイトル/団体から著名なキャスターをリクルートしています。
The OWL analyst desk and color broadcast team is now the worst lineup of any Tier 1 esport. Consisting of more than half a roster of people that don’t play the game, know the history, or understand it at a high level.
Blizzard OWL now holds the most nepotism in esports.
— Rod Breslau (@Slasher) December 9, 2017
一方で、SlasherはOWLの解説実況陣にZPをはじめ、Jkap, Sideshow, Reinforce, Brenといったキャスターの名前がなく、OWをプレーしていない人間やゲーム/シーンへの理解度が低い人間がOWLのキャスターを務める人選に苦言を呈しています。
特にZPはベータの頃から約2年近くキャスターを務めているのでコミュニティからの支持も厚いキャスターの一人です。OWL入りこそならかったものの、Reinforceの実力は言うまでもなく、Jkap(Jason Kaplan)も自分の記憶が正しければマスター~GMクラスの実力があります。
MonteやDOAのように腕前はプラチナ以下でも優れたキャスターはいるので、必ずしもSRが高ければよいというわけではないものの、これまでコミュニティに長い間貢献してきた人たちがOWLで見れないのはちょっと寂しいですね。
とはいえ、Reinforceはプレシーズンのプレビューも担当していたので、今後もブリザードとの仕事は続けるでしょうし(本人はまだOWL入りを諦めていない模様)、他のキャスター陣も含めて、ContendersやOpen Divisionといった他の公式大会で実況解説を担当するのではないかと思います。
—————
キャスターといえば、Mr. XことMatt Morello氏のここ数日の成長ぶりが話題となっています。
初日から2日目にかけて大幅な成長を遂げたMr. X。
昨日。
そして、今日。
スタッフふざけすぎw