まとめる時間がなくてちょっと遅くなりましたが、ステージ1~3のTwitch視聴データに関する記事です。
まずはEsportsイベントの視聴者データをトラッキングしているESCのデータ。Twitch外の中華系チャンネルはview-bottingと言われるくらい当てにならないのでここでは無視します。Twitchの英・仏・韓チャンネル込みのデータです。
ピーク視聴者数(CCV):
ステージ1 436,789人
ステージ2 236,388人
ステージ3 191,895人
平均視聴者数(CCV):
ステージ1 137,327人
ステージ2 131,970人
ステージ3 116,147人
以下はThe Esports Observerのデータです。
ステージ1からステージ3までの各週の平均視聴者数のグラフです。ステージ3のプレーオフの平均視聴者数は14.4万人でステージ2プレーオフの17.4万人と比べると20.3%もの減少。
ステージ2プレーオフの平均はステージ1のそれより約2万ほど多かったが、ステージ1ではプレーオフがステージ最終日と同日に行われていたためフォーマットが異なる。
ステージ3プレーオフのトータル視聴時間は78.1万時間でこれはステージ2を9万時間ほど下回っているが、ステージ3ではプレーオフ進出チームが4チームに増えトータルで試合数が増えているにも関わらず視聴時間が減っている。決勝のNY対ボストンのスコアは3-0だが、ドローがあったので実際には4ゲーム行われている。
ステージ3プレーオフのピーク視聴者数は決勝NY対ボストン戦の16.2万人。ただし、これはステージ3で2番目に高い数字で最も高かったのがステージ3の開幕戦(ほぼ同数)。
ステージ3のプレーオフ決勝のピークは21.6万人だが、ステージ2の決勝よりも5.4万人下落している。
というわけでステージ3の視聴データは全てにおいて前ステージのパフォーマンスを下回る結果となりましたが、これはこれまでのステージ全体を通して言えることではありますね。
With @twitch valuing @PlayOverwatch at $90 million over two years this begs the question, what is a deal worth with @Ninja level viewership? pic.twitter.com/cH6Ut0C696
— Tobias Sherman (@TumbaSherman) May 12, 2018
現時点で平均視聴者数10万人オーバーは開幕前のオーナーサイドの期待値を大幅に上回ってはいるものの、最近の視聴者数の低下を受けてさっそくこういった懐疑的なコメントが競合相手のELEAGUE関係者からも出ています。
Ninjaとの比較はともかくいまのところOWLが2年9000万ドルの契約に見合うだけの価値を見せていないのは多分事実でしょうね。これは他の大型スポンサー契約にも言えることですけど。
ステージ4は開幕直前になった昨日の時点でまだどのパッチで行われるのかも正式に決まってないようで2、こういった混乱は視聴率低下に歯止めをかけたいというリーグ側の危機感も影響しているのではないかと思います。
7月のポストシーズンに入ればファンの関心も高まるでしょうから、なんとか盛り返して良い形でシーズン2に繋げて欲しいですね。シーズン開幕の40万オーバーは厳しいかもしれないけどグランドファイナルはそれに迫るくらいの数字を期待してます。